「平成生まれの僕が、結婚して26歳で住宅購入に踏み切った理由」の続きです。
マイホームに憧れを持っていた僕ですが、単純に新築ピカピカの家が欲しかった訳ではありません。もちろんピカピカのおうちに住むことは大前提なのですが、人が作ったものは嫌でした。
何もかも自分たちで決めたかった
なので他人が他人のセンスで作った「建て売り」は最初から候補から除外しました。自分たちで何もかも決めて、オリジナルにしたい僕らはまず「注文住宅」だよね~!となったわけです。
- 吹き抜けは必須!
- 大きな窓も付けたい!
- 窓からは緑が見えるところがいい!
- 玄関は広い土間が欲しい!
- キッチンはアイランド!
間取りもキッチンも何もかも好きに決めて、休日は庭で友人を招いてバーベキュー
そんな生活を想像していたのですが…
最初は乗り気だった妻が、実は「マンション派」でした。
僕は実家が戸建て。
一方、妻の実家はマンション。
馴染みのある生活がいいのは当然です。
しかも雪国に住む私たちは、マンションなら雪かきをしなくていいメリットもあります。
さんざん盛り上がったあげく、話し合いは平行線をたどりました。
そして、気づくのです。
そもそもローンを組んで家を買うということは、長くそこに住むことが前提(一生に一度の買い物と僕は思っていないのですが。このあたりはまた書きます)。
どんな家に住むかよりも前に、どこに住むかのほうが優先すべきこと。
そしてその立地こそが住宅購入の妥協してはいけないポイントです。
住宅選びで最初にやったこと
立地の優先順位から決めた
住む地区をある程度絞った上で、譲れない立地条件を出し合いました。
戸建て派の僕の希望は
- 休日にバーベキューのできる庭を作れるくらいの広い土地
- 仕事上、JRや市営地下鉄に徒歩圏内がいいけど、素敵な家にすめるのなら立地は少し妥協しても…
- それよりも、広くて安い土地に素敵な家を建てようよ
一方、マンション派の妻は
- 絶対公共交通機関の徒歩圏内!!!
- バスも乗りたくない。JRか市営地下鉄!!!
- 立地が悪いところは無理!!!!
僕の考える「庭でバーベキュー!」は街中では出来ません。
それでは注文住宅を建てても理想の暮らしはできない。妻が立地に関して強い希望を持っていたので、僕が折れました。マンションにして、バーベキューは公園でやることにしたのです。
マンションを選んで正解だった
この決断は大正解でした。
住む場所は、一度決めたらなかなか変えられないからです。
家の中の不満はリフォームで解決できますが、家を買ったら、よほどのことがない限り引っ越しません。場所は本当に重要。住宅購入経験者が後悔していることで常に上位なのが「立地」です。
大げさな一例ですが、同じ駅から徒歩10分でも
- A:みちのりが平坦で、家と駅との間にスーパーがある
- B:家に帰るまでに急な坂を登らなくてはいけない
仮に駅から離れた場所に家を購入したとして
「素敵な家だから、早起きして30分のバス通勤頑張るぞ!」
と最初は意気込むかもしれませんが、果たして続くでしょうか。
通勤が苦になって、せっかく手に入れたマイホームを手放したくなるかも知れませんよね。駅から近い好立地の物件となると、やはりマンションに行き着きました。
中古マンションの立地が最高な理由
今では注文住宅のように新築時にいろいろカスタマイズできる分譲マンションもありますが、僕らは最初からリノベーション前提で中古マンションを探しました。
自分で全て決めたいから、という理由の他に大きな要因があります。
中古マンションの方が断然、立地が良いからです。
ちょっと考えてみてください。
皆さんがもし不動産会社で、まっさらな土地があって「好きなところにマンションを建てて良いよ」と言われたら、当然駅に近くて良い立地のところに建てますよね?
昔に建てられたマンションのほうが、良いところに建っているのは言ってみれば当たり前なんです。
だって未開拓の時代に、早い者勝ちでいいところから建設していくんですから。
新築マンションというのは、残り物の土地に建てていくしかないんです。
妻とそんなやり取りがあり
・駅から徒歩圏内で
・マンションに住むからには、戸建てに出来ない素晴らしい眺望
この2つのスタンスを妥協することなく、中古マンションを始めました。
いくつか内覧し、そして私たちが決めたのは
- 築24年
- 最寄り駅から徒歩10分
- 14階建の高層階
- 角部屋4LDK 90㎡以上
リノベ用物件としては、かなり好条件の物件だったと、いま振り返っても思います。
リノベーションにはどんな物件が最適なのか。
次は築年数の観点からお話ししようと思います。
リノベーションの築年数は、「24年」が最もおすすめな3つの理由
▼このブログでは、中古マンションリノベーションのいろはをまとめています。