ビットコインは安全?仮想通貨投資の危険性・リスクとは?

「仮想通貨ってなんか怪しいイメージ」

「ビットコインって危険なんだよね?」

仮想通貨について「よくわからない」ために、漠然とマイナスのイメージを持ってしまっている人も多いと思います。

この記事では

  • ビットコインはなぜ危険なイメージがあるのか?
  • 仮想通貨投資にはどんなリスクがあるのか?
過去の歴史を踏まえて、詳しく解説していきます。

仮想通貨やビットコインが危険と思われる理由

ビットコインをはじめとする仮想通貨に対して「危険」という印象がある背景に、2014年に起きた仮想通貨取引所・マウントゴックスの破綻があります。

マウントゴックスの破綻

 インターネット上の仮想通貨ビットコインの取引所「マウントゴックス」を運営するMTGOX(東京・渋谷)が28日、東京地裁に民事再生法の適用を申請し、同日受理されたと発表した。債務が資産を上回る債務超過に陥っていた。顧客が保有する75万ビットコインのほか、購入用の預かり金も最大28億円程度消失していたことが判明した。

引用:マウントゴックス破綻 ビットコイン114億円消失 (2014/2/28付 日本経済新聞)

当時のレートで114億円分のビットコインがハッキングにより盗まれ、破綻に追い込まれました。

しかしその後の調査で、消失したビットコインの9割以上が社内システムの不正操作によって消失した可能性が高いことが判明。私電磁的記録不正作出・同供用容疑でマルク・カルプレスCEOが逮捕されることになります。

 

 仮想通貨「ビットコイン(BTC)」の取引所「マウントゴックス」(東京)から計約65万BTC(7月31日現在で231億円相当)が流出した事件で、警視庁は1日、私電磁的記録不正作出・同供用容疑で、マウント社の最高経営責任者(CEO)、マルク・カルプレス容疑者(30)=仏国籍=を逮捕した。

マウント社は破綻当時、世界最大のBTC取引所。海外を中心に顧客12万人からの預かり金など計約28億円の現金も消失しており、警視庁はBTCや現金の消失も、カルプレス容疑者が関与したとみて業務上横領容疑でも調べを進める。

引用:ビットコイン流出 カルプレスCEOを逮捕、個人口座100万ドル水増し容疑 警視庁(2015.8.1付 産経新聞)

当時世界最大のビットコイン取引所であった「マウントゴックス」の破綻、CEOの逮捕により、「ビットコインは危険」というイメージがつきました。

仮想通貨詐欺の広がり

また、最近では「仮想通貨が儲かるらしい」といった世の雰囲気を利用した、仮想通貨詐欺が横行しています。いわゆる詐欺コインです。

「半年でX倍になる」などの謳い文句で、実際には価値のない通貨を独自に作り、「ICO」というそれっぽい言葉を使ってお金を集める詐欺行為が横行しています。

ICO(アイ・シー・オー)とは

ICO(アイ・シー・オー)とはInitial Coin Offering:イニシャル・コイン・オファリングの略で、日本語訳すると「新規仮想通貨公開」です。

すごく簡単にいうと、「僕が考えた新しいコイン売ります」ということ。

「こんなコインを作ります!だから開発資金を集めます!お金を出してくれた人には実際にそのコインを配ります!」といって広くお金を集める方法です。「プレセール」などの言葉を使って、今買ってくれればさらに通貨をプレゼントしますといったこともよく行われます。

ICOの時点でその独自通貨を購入すると、すごく安い価格で手に入れることができます。開発が進み、その通貨の価値が市場で認められれば数十倍〜数百倍になるというケースも。ICOにお金を出す投資家(投機家)のメリットはこの値上がりで儲けることにほかなりません。そのコインに本当に世の中の仕組みを変えるほどの将来性が見込めるのであれば、ICOには一攫千金のチャンスがあります。

「仮想通貨で億を稼ぎました」という人は、数年前の仮想通貨聡明期からビットコインをはじめとする仮想通貨に目をつけ、先行投資してきた人たち。安い時に大量に仕入れた通貨が何十倍にもなることで、巨万の富を築き上げました。

 

スタートアップが迅速に資金調達できる手段として注目されているICO。新規公開株(IPO)と仕組みは似ていますが、投資家の保護が十分に整備されていないところに課題があります。

ICOに参加し、実際にお金を支払うと独自の仮想通貨をもらえます(もちろんウェブ上の”数字”です)。詐欺コインの場合、アプリやウェブサイト上ではあたかも数倍になっているかの様に数字を工作し、”本当にお金増えている感”を演出しますが、実際には引き出せずトラブルになるといったケースが問題になっています。

これが「価値のない仮想通貨」による詐欺の仕組みです。

メジャーな仮想通貨の知名度を”利用”した詐欺もある

上記のように「必ず値上がりする」と「価値のない仮装通貨」を売ってお金を集める詐欺もあれば、ビットコインやリップルといった、すでに世界的に流通しているメジャーな仮想通貨の知名度を利用した詐欺も発生しています。

 仮想通貨「リップル」の取引を巡り、利用者の金をだまし取ったとして、警視庁サイバー犯罪対策課は18日、詐欺容疑で、仮想通貨の取引所運営会社「リップルトレードジャパン」(浜松市中区)の代表社員竹中優樹容疑者(31)=京都市山科区=を逮捕した。捜査関係者によると、リップルの取引所の摘発は全国初。

リップルトレードジャパンは利用者から現金を預かり、リップルの取引に必要な「IOU」と呼ばれるインターネット上の「債権」に当たる借用書を発行。捜査関係者によると、竹中容疑者は「手数料無料」などとキャンペーンをうたい、利用者十数人から千数百万円を詐取していたとみられる。

引用:仮想通貨リップルで詐欺容疑 取引所代表を逮捕、初摘発( 2017年10月18日 京都新聞)

時価総額で世界4位(11月11日現在)の「リップル」を用いた詐欺事件。手数料無料でリップルを買えると謳い、お金を集めたものの実際にはリップルには交換できないといったケースです。

これは「リップル」のネームバリューを用いた詐欺であって「リップル」自体が詐欺コインというわけではありません。しかし「リップル」=詐欺という様な見出しをつけている、勉強不足のひどい全国紙もあるので、今回は京都新聞の記事を引用させてもらいました。

こうした詐欺に引っかからないために、危険な香りのするICOには手を出さず、金融庁の発表している仮想通貨交換業者登録一覧に記載がある国が認めた取引所で売買するようにしましょう。

仮想通貨投資をする前に知っておくべきこと

続いて仮想通貨投資を行う際に知っておくべきことです。

仮想通貨は株式や外貨よりも価格変動が大きい

仮想通貨は値動きが本当に激しいです。

2016年11月15日に77,502円だった1BTCは2017年11月11日現在で720,000円

1年で10倍近く値上がりしています。1年前に1000万円分のビットコインを買っていれば、1億円近くになっていたのは、まぎれもない事実です。

ですが一方で

一週間前には870,000円を超えていた1BTCが、本日急降下。一時、619,992円まで下がっています。このように大きな価格変動(ボラリティ)が起こるのが仮想通貨の面白さでもあり、怖さ。

チャンスもリスクもかなり大きいのが、株や外貨との違いです。

 

ハッキングや取引所破綻のリスクがある

ボラリティの大きさの他にも、ハッキングやマウントゴックスのような取引所の破綻により、自身の資産を失ってしまうリスクがあります。今は仮想通貨バブルで大量のお金が取引所に集まっているので、当然ハッカーも狙っています。

対策:日本国内の仮想通貨取引所は?

日本国内の仮想通貨取引所では盗難補償を設けているところと、そうでないところがあります。

例えば国内大手のbitFlyerはメールアドレス・パスワードの盗取による不正なログインで日本円出金があった場合、上限500万円までの補償があります(※2段階認証使用など適応条件あり)。

coincheckも東京海上日動とタッグを組み、「なりすまし」による不正ログインでの損失を100万円まで補償すると発表しています(※2段階認証使用など適応条件あり)。

一方Zaifはまだ未整備。

今後、対策はなされるとは思いますが、現時点では盗難補償は行なっていません。

▶︎仮想通貨取引所それぞれの特徴は、仮想通貨の購入方法。おすすめ取引所のcoincheck、bitFlyer、Zaifを比較!にまとめています。

対策:ハードウォレットに保管して対策する方法

ハッカーの手の届かないところ、それはオフラインです。例えば自宅のタンスの中にいれているお金は、たとえハッカーでも盗むことができません。

ハードウォレットという専用の端末(USBのようなものだと思ってください)で保管すれば、オフライン環境下で保管が可能。ハッカーの手から逃れられますが、機械のため故障のリスクがあるのがデメリットです。

システムエラーで取引したいときにできない可能性がある

銀行のように窓口で取引ができないので、ネット上で障害が出た場合にはリスクが伴います。

価格は常に乱高下しているので、身動きが取れない間に急落することも。仮想通貨取引所がサイバー攻撃などの影響を受けてシステムがダウンしてしまった場合、取引したいときにできなくなる可能性があることは頭の片隅に置いておきましょう。

法令・税制の変更リスクがある

現状、仮想通貨の取引(仮想通貨同士の交換や仮想通貨の使用を含む)で得た利益(キャピタルゲイン)に対しては所得税が課税されます。

法律や税制は将来改正される可能性があり、仮想通貨の保有や取引が制限されたり、現状より不利な取扱いとなることも否定できません。

特徴を理解して、仮想通貨投資を楽しもう

上記のような特徴を理解していれば、仮想通貨は決して「怖い」ものでも「怪しい」ものでもありません。

仮想通貨投資をはじめてみようという方は、アプリの使い勝手が良いcoincheckと、取引手数料が安いZaifで口座開設をするところからスタートしてみてください。口座開設には数日かかるので余裕を持った手続きをオススメします。

まずは「余剰資金」で「少額」から。

▶︎仮想通貨取引所それぞれの特徴は、仮想通貨の購入方法。おすすめ取引所のcoincheck、bitFlyer、Zaifを比較!にまとめています。